Robot encouraging to keep visitors and staffs at city hall safe and healthy
コミュニケーションロボットによる窓口のソーシャルディスタンス支援
TESTING DESIGN SUPPORT | 実証実験デザイン支援
December, 2020 – March, 2021
栃木県那須烏山市の市庁舎でロボットが総合案内をする実証実験が行われ、実験デザインの設計をインキュビオンがお手伝いしました。
今回の実験はNTT東日本が提供する、コミュニケーションロボット「Sota」を活用した受付ソリューションロボコネクトを用いて、窓口業務対応の向上を目指すものです。この実験は、産学官民の連携を通じてIoTを活用した革新的製品・サービスの創出を目指す、栃木IoT推進ラボの取り組みの一環として行われました。
incubionは市庁舎固有の課題、来庁者のニーズを総合的に捉えたうえで、建物の構造に合わせた案内方法や来庁者の視点から見て分かりやすい説明やコンテンツ作りをサポート。また、ヒアリングや現地調査を通じて浮かび上がった新たな課題が、ロボットにより解決出来ることを提案し、実際に来庁者と職員の安全と安心を向上する対策として実装・導入いただきました。
ロボットは人間にない長所を持っていますが、万能ではありません。その場でロボットにしか提供できない価値とは何か、ロボットよりも人間に求められているサービスは何かを見極め、人・環境・ロボットの三者が協調できるサービスモデルを実現しています。
導入検討時にお客様が想定されていた’複雑な用件への応対’という役割以上に、感染症対策のための’ソーシャルディスタンス支援’という人間では果たせない役割が求められているのでは、という視点からロボットのレイアウトやコンテンツを見直しました