テレノイドケア代表取締役の宮崎さんと。
ご自身が元は人形作家だったという経歴から、テレノイドの形が人の受け止め方にどのように影響するのかを、大変詳しく解説していただいて、納得!人と触れあうロボットだからこその難しさを、導入のエピソードなどを交えながらお伺いしました。
実はテレノイドとの出会いは2010年。石黒先生が初めてLinzで発表された際に抱かせて頂いて以来の再会となりました。
2010年のテレノイド
当時の印象はかなり衝撃的。この得体の知れないものに抱かれる不思議な感じもさることながら、当時テレノイドのオペレータリモコンのプロトタイプ(写真奥のチビノイド←勝手につけた名前です)が浮遊している様子と合わせて、なんとも異彩な存在感を放っていたことが記憶に焼き付いています。
そのせいもあって、初めはおっかなびっくりだったものの、宮崎さんの見事なテレプレゼンストークと操作に引き込まれ、終盤には笑顔や表情すら認めるほどになりました。テレノイド恐るべし。
自己表現が難しくなってしまう方々に向け、中性的ヒューマノイドにしかなし得ないコミュニケーションの引き出し方をする、テレノイド。そこにはロボットである必然があり、人代替とは違う特有の価値を感じます。既に大阪や宮城の老人介護施設に導入されているとのことですが、人々の認知を変えることでその裾野を拡げるお手伝いができればと思った一日でした。
←こんなに仲良くなれました(笑)