宇宙飛行士のパートナーはロボットAI(国際宇宙ステーション)

ついにこの夏、宇宙ステーションにアシスタントロボットAIが派遣されます。ロボット宇宙飛行士と言えばNASA(米国航空宇宙局)のROBONAUT先輩が有名ですが、今回ESA(欧州宇宙機関)からISS(国際宇宙ステーション)に派遣されるCIMON(Crew Interaction MObile Companion)はその名の通り、乗組員の良いパートナーとして、長期的なミッションを成功に導くことを目的としています。

この夏のミッションではドイツ人の宇宙飛行士Alexander Gerstさんのお供をする予定。初めは実験のサポートなど、限られたタスクをこなすことがメインですが、中長期的には、少人数で長期滞在が必要なISSでのミッションで、乗組員達の心理的影響を情緒的にも和らげ、複雑な課題に対する解決策を導くお手伝いができる存在を目指して開発中とのこと。まるで、スターウォーズのC3-POやアイアンマンのジャービスみたいですね!

  • いつ:2018年6月〜10月 ESA(欧州宇宙機関)の宇宙探査ミッションHorizons
  • どこで:国際宇宙ステーション(地図
  • ロボット:
    • 球体クルーアシスタントロボット CIMON -サイモン- Airbus社開発
    • IBM社のAI Watson搭載
    • 直径32cm、重さ約5kg、最高速度1m/sec
    • 8インチのディスプレイとIBM社のAI Watsonを搭載
    • 難しい作業手順を映像付きで教えたり、
      実験に必要な情報を図示したり、乗組員の話し相手になったりする
  • どうやって会える?
    宇宙飛行士になって国際宇宙ステーションで働こう!!
出典:
AIRBUS社 ニュースルーム “Hello, I am CIMON!” 2018年2月26日
ロボットスタート “エアバスのロボット「CIMON」今年6月より国際宇宙ステーションへ 宇宙飛行士のストレス軽減と効率改善に期待” 2018年3月2日
Engadget Japan “AIRBUSとIBM、球体ドローンCIMONを開発。AI搭載で宇宙飛行士の作業をサポート” 2018年3月6日 山本竜也
映像 “AIRBUS describes CIMON for the ISS and ESA” Chris Burns

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