米国の大手スーパー ウォルマートで、人間とロボットが協力して働く、新しいお店づくりが進んでいます。
商品管理ロボットが店内の商品棚をスキャンしながら走り、そのデータをもとに人間の店員が商品の補充をするそう。広い店内を確実に見回るロボットとどんな商品でも美しく並べる人間が協力して作業が出来るので、実は意外にも従業員からの反応が上々。
お客さんの反応は様々で、ロボットがどんな仕事をするのか知りたがる人もいれば、まったく興味を持たずに無視する人、あるいはロボットを嫌がる人もいるのだとか。
人間とロボットがそれぞれの特技を活かしあうことで、仕事が楽に・生活が豊かになる……そんな例の、大きなヒントになっていると言えるでしょう。
- いつ: 2017年後半から試験運用中
- どこで: アメリカ国内のウォルマート50店舗以上
- ロボットデータ:
Bossa Nova Robotics製、ロボットごとに従業員名がある←従業員がつけたがるらしい- レーザースキャンによる商品在庫のチェック
- 「3Dイメージング」による自律走行
- ウォルマートのその他の試み:ドローンによる自動配達、商品の受取を自動化するコンベア「ピックアップタワー」など
出典:
WIRED “ウォルマートの店内に放たれた「商品棚管理ロボット」の実力と、見えてきた「人との協働」という課題” 30th Jan, 2018 Matt Simon, Asuka Kawanabe (tr)
MIT テクノロジーレビュー “ウォルマートの棚管理ロボ導入で店員・客が見せた意外な反応” 6th Feb, 2018 Erin Winick
Walmart “Technology helps us save time” 26th Oct, 2017 Justin RUshing