3月にアメリカで開催された人とロボットの関わり方を研究する学会(ACM/IEEE International Conference on Human-Robot Interaction in 2018)で,なんと157種類のロボットの顔を調査した研究結果が発表されました。研究を行ったワシントン大学のチームによると、157のロボットの内、約3分の1のロボットの顔は黒がベースであることや、目には丸い形が最も使われており、人間の目の形はたった10%のロボットの顔にしか使われていないなど、多くの興味深い事実が分かりました。
あるロボットを使って鼻や耳などの顔のパーツを付けたりはずしたりしたところ、ロボットに感じる親しみやすさや、かしこさの印象、信頼できるかどうかなど、わたしたちのロボットに対する受け取り方が様々に変わるという実験結果も明らかになりました。
研究チームによると、これらの調査結果を用いることで、警備用のロボットには口を無くして厳格な雰囲気を出す工夫をするなど、より効果的にロボットを製作することが期待されるそうです。身近にロボットが浸透してきている今、次にロボットに会った時に、顔を見て何をするロボットか予想してみるのもいいかもしれません!