アメリカのミシガン州で、ピザの無人配達実験が始まっています。
実験をしているのは、宅配ピザの大手「ドミノピザ」と自動車メーカーの「フォード」。ただし今回は、人の乗った車がピザを運びます。自宅近くまで来たら知らせを受けたお客が家から出て、クルマ後部座席にある「ピザ入れ」からピザを受け取る、とのこと。ドライバーはクルマから降りません!
そこだけを見ると不便で、しかもちょっと間抜けな感じがしますが……実は、このテストの目的は「お客の反応をみる」こと。ドライバーが車内から、「お客はスムーズにクルマからピザを取り出せるか?」「道のどちら側に止まるとよいか」などをモニターします。
クルマも宅配ピザも私達の生活で見慣れたもの。しかし、「人のいないクルマからピザを受け取る」という経験は誰にもありません。この実験の結果が活かされた「便利で楽しい」サービスが、いつ身近で見られるか、楽しみです!
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- いつ: 2017年9月〜10月の数週間
- どこで: アメリカ・ミシガン州、アナーバー (地図)
- ロボットデータ:フォード「Fusion Hybrid」の自動運転研究用車
- GPSによるリアルタイム追跡機能
- メール通知機能(お届け・暗証番号・使い方ガイド)
- 保温機能付きコンパートメント
- だれが参加?: ドミノピザを注文したアナーバー市民の中からランダム選出。実験協力に同意した人が参加可能。